チリ産ラジアータパイン植林と環境問題

ラジアータパインの特長は、成長が早く、パルプ丸太で10-12年、製材丸太で23-25年、商業回転が可能で、1ヘクタールあたりの年間成長量は、20-25m³になります。
ちなみに、カナダの針葉樹は、80-120年の商業回転が必要で、1ヘクタールあたりの年間成長量は2m³になり、チリの10分の1の水準です。
アラウコ社の全ての森林は、PEFC (Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes) 及びFSC(Forest Stewardship council)の森林認証を取得しております。
また各製材工場もCOC(chain of custody), 加工流通過程の管理の認証を受けており、アラウコの全ての製材工場は、PEFC、FSCの森林認証された、森林の丸太のみを製材加工しております。

植林

ラジアータパイン森林は、まず苗床(ナースリ-)から始まります。
 
 
苗床 (Nursery/Plantation)
 
アラウコ社の苗床は、1994年より差し木による植林を進めており、現在は種子による苗木は行っていません。
アラウコ社ビオフォレスト研究所は1985年以来、成長の早い、害虫に強い、節の小さい、ラジアータパインの原木を育てる為に研究を重ね、近年のクローン技術の研究、活用により、苗床のシステム改革をしてきました。
通常、1つの母株(差し木による)より、1回(1年)約50本の苗木を取り(12cmの高さ)、その後、土壌で植え付けるタイプとシエルポットに植え付けられるタイプに半分ずつ分けられる。現在はシエルポット中心です。
1つの母株から1年に1回50本を5年間で、合計250本の苗木が採取されます。
植え付け方法は、6月の雨季に入る時期に苗木を土壌に植え、13ヶ月後の7月の雨季に山に植林されます。(35cmの高さ)75%が森林に植林される。
シエルポットに植え付けられるタイプは、9月の雨季が終わりになる時期に苗木をシエルポットに移し、10ヶ月後の7月雨季に山に植林される。
(35cmの高さ)93%が森林に植林される。
土壌、シエルポット、共に7種類の土壌、肥料を遺伝子工学に基ついて、組み合わせをしています。
ちなみに、差し木用の母株は常に10種類以上の母株を研究中です。
 
植林 (Harvesting)
 
間伐は植林後、1回目を5-6年後にして、木の間隔を空けて、日光が当たるようにします。2回目は12年後に選択され、3回目は成長の状況により、約18年後に行われます。
枝打ちは、1回目を6年後(6m以上)、2回目を約8年後(8m以上)、3回目を約10年後(10m以上)で3回、行われます。
1ha当たりに1250本植えて、2回目で500本伐採して、750本残して、3回目の間伐で、更に500本減らして、最後は250本残る植林計画が、一番付加価値のつく製材用丸太になります。
これを23-25年(平均径26cm)サイクルで、半永久的に持続継続出来る植林木事業が、チリラジアータパインの最大の魅力です。
約740,000haの植林面積をチリに所有しております。(約37%)
CMPCと合わせますと、チリ全体の70%の森林を2社で所有しております。

環境問題

アラウコ社は、森林、パルプ、製材、合板等の4本柱を軸に運営されている、南米、チリで最大の総合林業会社です。
アラウコ社にとって、生産活動にまつわる環境の保護は無視する事の出来ない重大な責任です。従って、全ての活動において、持続性のある環境保護の為の新しい取り組みを常に心がけています。
弊社はこのチャレンジを地域社会においての責任としてだけではなく、会社として、長期間持続出来る、無駄の無い活動を拡張性や今後の開発面で役立てる為に取り組んでいます。
 
1.
PEFC及びFSCの法律に従い、アラウコ社は、品質管理、環境保護、健康面、安全面を基に、生産活動をしなければなりません。
この国際的に認められている基準は弊社が運営において現在の法律と協調しつつ、責任を持って環境に与える影響をコントロールし、あらゆる汚染を予防しながら、自然環境の改善に貢献できるように従業員を養成していると言う事を意味しています。
この証明書はアラウコ社の設立、経営、植林地での伐採、及び弊社の森林においての運営、例えば植林地の取得や森林地の売買、生産された製品のデリバリーや、その販売先まで、ありとあらゆるものをカバーしています。
 
2.
従業員の健康面や安全面を守る為に、また、生産活動において、環境に与える影響を最小限に抑える為に、常に最新の技術革新を取り入れなければなりません。その生産活動において、従業員の怪我や環境汚染などが発生してはなりません。

弊社の環境責任は工場設備の機械デザイン、装備、機能にも及んでいます。
これら全てにおいて、機械やその運行が自然環境に及ぼす影響を最小限に押える為に最大の配慮をし、現在においても常に点検を持続し、定期的な改善を行っております。

チリは非常に高レベルで厳しく、先進的な環境基準がありますので、アラウコ社のパルプ工場、製材所、合板工場や、製材用植林地などはその規制にともなった運営をしています。さらにそれだけではなく、エネルギー消費、廃棄物管理、用水消費、残留物管理などと言った、デリケートな問題を中心に、環境に与える影響を最小限に削減する事を考え、常に新しい試みにチャレンジしています。
 
3.
アラウコ社は、全従業員及びアラウコ社に関係する協力会社の従業員も含めた、健康面や安全面の労働環境を常に提供する為の、研修を多く実施しております。全従業員が同じ目標意識を持ち、健康面や安全面を考慮しながら、生産活動を進めていく過程が必要です。

アラウコ社の各従業員は、常に環境問題を個人レベルで把握して、日常の仕事に取り組みをしなければなりません。
 
4.
アラウコ社は、お客様と共に長い信頼関係を築きながら、新しい目標の取り組みを常に心がけています。
 
5.
アラウコ社は国内外を問わず森林維持において積極的なプロモーターでもあり、その活動は責任範囲を超越し、自然環境を保護する様々な団体に関与し、林業に携わり、そして、環境を保護する団体の活動を支援しています。
 
 

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